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フランスとアトリエ

 

アトリエという言葉は日本語でも外来語として普段から耳にすると思いますが、

どんなイメージでしょうか?

おそらくアートの創作場を想像するかと思います。実際はアートに限らず、

様々な作業をする場所の意味でも使用されます。

今回は、ちょっとしたアートのアトリエ体験を語ってみたいと思います。

いつもリタイアしたボランティアの方々が教えてくれるフランス語の教室に通っているのですが、

その協会がオファーしてくれたアクティビティに参加しました。

そもそも、なぜ参加することにしたかと言うと、

動機は意外なほど不純です。

美術館に無料で入ることができると聞いたからです!(笑)

以前から中に入ってみたいと思いながら、あっという間に6年の月日が流れました。

ちなみに、この時点ではアクティビティの内容は「彫刻」と聞いていました。

 

カーン城の美術館

 

美術館はカーン城の敷地内にあります。

よく使う駐車場に車を駐めてお城方面に歩き始めると、すぐに友達のペルー人に声をかけられました。

彼も今回のアトリエ体験に参加するということで、一緒に美術館へ。

受付で「アトリエ体験です」と伝えたら、期待通り「無料」でした!

ロビーでは思った以上に参加者がいて、アトリエ指導員がこの日の流れを教えてくれました。

よくよく話を聞いてみると、絵を描いて、彫って、版画にするということで、

「彫刻」と言えばそうですが、何か像を作る彫刻ではなかったようです。(笑)

 

 

↑ カーン城の航空写真、美術館は向かって右の四角い建物。

 

美術の授業

 

指導員は早速地下に降りてアトリエを見せ、「後でここで作業します」と教えてくれました。

 

 

 

 

次に絵画が展示されているゾーンへ。

 

そこで何枚かある絵を紹介し、どんな手法で何を目的にして描かれているか、などの説明をしてくれました。

 

 

色んな絵画を見てイメージしてください、と言われてウロウロ。黒い絵画は人影が描かれています。

 

そして、いよいよです。「これから皆さんは、アトリエに移動して、こういった絵を参考に絵を描いて、それを彫ります。」と言って、アトリエに再び移動。大きなテーブルがいくつかあり、アトリエの隅には色んな色で汚れた白衣やエプロンが山積みになっており、そこから白衣を選んで着ました。獣医師の仕事以外で白衣を着るとは!(笑)

 

版画制作

 

指導員は一枚の薄いプラスティックのようなプレートを取り出し、彫刻刀で簡単に彫って見せてくれました。そしてローラーでインクを塗って紙を載せて、一連の作業を説明してくれました。

 

まるで小学校の工作の時間のような気分でしたが、およそ1時間程度で全員が作業を終了し、撮影をして終わりました。

 

 

 

美術館の作品は参考にならず、幼稚園児のような作品となりました!(笑)

 

目的の美術館に無料で入ることができたことに加え、絵画の説明やアトリエで版画制作体験は非常に面白かったので、また何かアクティビティがあれば参加しようと思いました。

 

 

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