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フランスのバカンス事情

 

フランス本土の子供たちのバカンスは、学校が9月から始まって、まず最初にToussaint(トゥサン、ハローウイーンの時期)、その後クリスマス、2月の冬休み、4月の復活祭時期の春休み、そして学年末の夏休み、と5つあります。

学校の休みはフランス本土全体でゾーンA、B、C、に分けられ(下の図)、冬と春は1週間間隔でゾーンによって開始日と終了日が異なります。

北部のノルマンディーはゾーンBに属しています。私立も公立も同じ日数の休みで、もし国中が全員同じ時期に休みをとって移動すると混雑もあるだろうから、休みを分散させる、という配慮です。2022年の夏休みは、みんな一斉に7月第2週の土曜日から始まりました。そして、一斉に9月最初の月曜日から新学年がスタートします。

 

 

ヨーロッパのバカンスの名物

 

日本ではあまり見かけないサーカスですが、ヨーロッパではバカンスシーズンに、あちこちに公演案内ポスターが貼られます。中学生の時にスコットランドで過ごした夏休み中、初めてサーカスのポスターがあちこち貼ってあるのを見て、異文化の香りを強く感じたのを覚えており、今だにポスターを見るとその時の感覚を思い出します。公演がある日は宣伝カーが開演時刻を案内しながら回っていきます。毎年、いくつかのサーカス団が村に訪れ、いつもは教会の前の広場にテントが張られます。そして、一番興味を魅くのは、ラクダなど、サーカスに出演する動物がテントのそばに繋がれていることです。以前、テントのある広場から羊がものすごい勢いで脱走して、人家に入り込む場面に出くわして、つい、興味本位から一部始終を見学してしまいました。人に慣れているので、もちろん、簡単に捕まえることができたのでホッとしました。そして、今年はなぜかうちの斜め前の広場にテントを発見です!でも、場所が狭いせいか、動物は外に繋がれていないようでした。

 

 

フランスでの動物愛護に関する法律

 

多くのフランス人の話を聞いて納得するのは、サーカスで動物を扱うことは動物愛護に反する、というテーマです。調教をして見せ物にすることはいかがなものか、と考える人が非常に多く、大きなトラックでサーカス団が移動しているのを見かけて、動物がかわいそう、と言っている人の声をすぐ横で聞いたこともあります。そして、つい最近に決まったことですが、サーカスでのトラやライオン、クマ、などの野生動物のショーは禁止、数年以内に野生動物の所持も全面的に禁止になります。ヨーロッパの他の多くの国もすでに禁止しています。また、フランスは犬や猫に対する法律も動物愛護の観点から厳しくなっているので、飼い主さん達は、一層、動物愛護に対する意識を高めてくれると思っています。

 

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